バンコクには多数のインターナショナルスクールと日本人学校があります。
前回は学校選びのポイントについてお話ししましたが、
- インターナショナルスクールのカリキュラムと日本人学校について、
- 見学時のチェックポイント
についてもお届けします。
バンコクのインターナショナルスクールについて
バンコク内でも幼稚園も入れると150校ほどあります!
インターナショナルスクールは大きく分けて3種類
- アメリカンカリキュラム
- ブリティッシュカリキュラム
- IBプログラム
と分けられます。
まずどのタイプがお子さんに合うかを見てみる必要がありますね。
とはいえ駐在員家庭で期間限定の場合は、
気に入った学校の取り入れているカリキュラムでいいかどうか
で決まる気もしますが…。
海外の学校に進学させることを目的としている場合は特にカリキュラムは
重要です。
だいたいスクンビット界隈の子どもが通う学校の学費は
30万バーツ~50万バーツのところが平均かと思います。(2022年現在)
日本人学校よりもかなり高額になりますね。
アメリカ式カリキュラムとは
8月スタート9月終了のカリキュラム。
日本と同じプライマリー6年間、セカンダリー3年間、
ハイスクール3年間となるので、割とわかりやすいかもしれません。
- Elementary School (Grade1-5)
- middle school (Grade6-8)
- high school (Grade9-12)
WASC(Western Association of Schools and Colleges、米国・西部学校大学協会)や
NEASC(New England Association of Schools and College、ニューイングランド学校協議会)
などの米国の教育認定団体から認定を受けており、
大学進学時は、SATかACTとよばれる大学進学適正テストを
受ける必要があります。
ACTは英語、数学、科学でWritingはオプションです。
SATは、英語、数学とWriting必須です。
ブリティッシュカリキュラム
英国式のカリキュラムでは、英国の教育に準じた教育となります。
義務教育は5歳から16歳までを対象としています。
- Primary School (Year 1 ~ 6)
- Secondary School (Year 7 ~ 11)
- Secondary School or College (Year 12 ~ 13)
義務教育修了時に
GCSE(General Certificate of Secondary Education)と
呼ばれる中等教育検定試験を受けて日本の中学卒業と
同等の資格を得ます。
イギリス以外の国で英国プログラム(ケンブリッジプログラム)を
行っているインターナショナルスクールでは
IGCSE(International General Certificate of Secondary Education)
一般にIGCE-Oレベルと呼ばれる
国際中等普通教育証明書を修得する試験を受ける必要があります。
大学進学を前提として16才~17才の2年間、シックスフォームと
呼ばれる高等教育を受講し、
IGCE-Aレベル(International General Certificate of Education, Advanced Level)
と呼ばれる試験を受けます。
その試験結果(A~E)が、大学の入学試験になります。
IB プログラム
インターナショナル・バカロレアとは、
1968年に発足したスイスのインターナショナル・バカロレア機構が、
インターナショナル・スクールの卒業生に
国際的に認められる大学入学資格を与えることを目的として作ったプログラムです。
日本でも数年前に安倍首相が
「国際バカロレア資格を取得可能な高等学校等を平成30年頃までに、
日本に200校程度に増加させる」
と発表したので、知名度が以前より高くなりました。
また2013年に、DPの一部科目の授業と試験・評価を日本語で実施する
「日本語と英語によるデュアルランゲージ・ディプロマ・プログラム」
が導入されることが決定され注目を浴びています。
- PYP (Primary Years Programme:初等教育プログラム) 3歳~12歳
- MYP (Middle Years Programme:中等教育プログラム) 11歳~16歳
- DP (Diploma Programme:ディプロマ資格プログラム) 16歳~19歳
大学入学資格のために必要なのは、
IB DPと言われる16~19歳向けのディプロマ資格プログラムです。
ディプロマ資格取得の統一試験に合格すると、
IB資格を取得することができます。
「ディプロマ」という認定証書が世界の多くの大学で
正規の入学資格や受験資格として認められていることは大きな魅力です。
一方で国際バカロレアのプログラムは非常にハードなので、
学年が上がるごとに非常に難しくなり勉強に時間を取られます。
常に自由研究のようなTASK(課題)に追われ、
クライテリア(criteria)と呼ばれるIB独特の評価基準にも翻弄されるかも
しれません。
- CAS(主に奉仕活動)
- Extended Essay(自由課題論文)
- TOK(知の理論)
が重要となってくるのです。
ともかく親子ともども相当な覚悟がいるので、日本の受験と並行して
進めるのは難しくなります。
IB校であってもDiplomaを選択しない学生も多いのが現状です。
泰日協会学校 バンコク日本人学校とは
日本の教育を行うタイ国認可の私立学校です。
(日本国文部科学省在外教育施設認定校)
バンコクの日本人学校は生徒数世界一!!!
見学に行った感じですと、しっかりしている学校といった印象でした。
マンモス校なので、運動会で我が子を見つけるのが至難の業だとか。
- 生徒数2,600人以上、世界一の人数を誇る日本人学校。
- 14クラスある学年も
- レベルは総じて高めの印象
- クラスの担任によって当たり外れが激しい※これはどこも同じですが
(文科省から派遣される教師はごく少数) - スクールバスが約170台運行
- ランチはなくお弁当持参
- タクシー待ち渋滞がすごいので車で行った方がいい
このあたりの話をよく聞きます。
帰国して日本の小学校に入れる場合、みなさん日本人学校を選択しますね。
泰日協会学校バンコク日本人学校情報:https://www.tjas.ac.th/
2022年費用
入学金 160,000バーツ
授業料 1学期 58,400バーツ 2学期 58,400バーツ
3学期 29,200バーツ その他PTA会費、バス代等加算
学校選びのチェックポイント
- 校舎、校庭、各設備
- クラスルームの広さ、雰囲気
- 家からの距離
- スクールバスについて
- 力を入れている教科
- 日本人の数、外国人の割合
- 日本語の授業、第二外国語は
- 学費
- ESLなどプラスで受講が必要な科目がないか
- ESLではどんなことをするか
- 英語力がない状態からのスタートの場合学校のフォロー体制は
このあたりはぜひ訪れて聞いてみることをお勧めします!
授業の風景なども気さくに見せてくれたりするかも?
まとめ
いかがでしたか、今回はインター校のカリキュラムと日本人学校について
まとめました。
ちょんぷー長女の学校はIBプログラムがありますが、
ディプロマをとるなどの話はまだまだ関係ないのであまり気にしていません。
(さすがにここにはいないと思います。)
バンコクには学校がたくさんあり、選択の幅は広いです。
もし学費の広さ、学費の安さを考えるならスクンビットから離れてみること
をお勧めします!
通える範囲でもたくさんありますよ。
日本人学校も魅力的です。
ぜひ悔いのない学校選択をしてくださいね!