教育移住先として近年注目を集めるタイ。
温暖な気候、生活コストの安さ、そして多様な教育選択肢がその魅力です。
この記事では、タイで教育移住を成功させるために必要な基本情報や注意点を具体的に紹介します。
ちょんぷー結果的に教育移住のような形になり、子どもの数だけパターンが見えてきました。
なぜタイが教育移住先として人気なのか？
タイは日本からのアクセスが良く、気候も温暖で暮らしやすい国です。
特に首都バンコクやチェンマイには質の高いインターナショナルスクールが多数存在し、幅広い教育オプションが選べる環境が整っています。加えて、生活費の安さも移住を後押しする大きなポイントです。
例えば、バンコクのインターナショナルスクールでは、最新の教育カリキュラムが採用されていることが多く、グローバルな視点を育む教育が可能です。チェンマイやプーケットのような地方都市は、自然環境に恵まれ、子どもがのびのびと成長できる環境が整っています。
教育移住で押さえておきたい基本情報
インターナショナルスクールの選び方
タイのインターナショナルスクールを選ぶ際には、以下のポイントが重要です。
- カリキュラム: イギリス式、アメリカ式、IB（国際バカロレア）など、多彩な教育スタイルを提供。
子どもの将来の進路や学習スタイルに合ったものを選ぶことが鍵です。 - 学費: 年間の学費は学校ごとに大きく異なり、100万から500万円以上の幅があります。
予算に合わせた計画が必要です。 - 立地: 通学の利便性を考慮し、自宅と学校の距離を確認しておくことが大切です。
ビザと滞在許可
教育移住には適切なビザが不可欠です。タイでは以下のビザが一般的です。
- 教育ビザ（EDビザ）: 子どもが現地の学校に通うためのビザ。
- 家族ビザ（Non-Immigrant Oビザ）: 保護者が子どもと共に滞在するためのビザ。
ビザの取得手続きには時間がかかることもあるため、余裕を持って準備することが大切です。
だいたいは学校が、入学金と年度内の授業料支払いでビザサポートをしてくれます。
また、保護者ビザは50万バーツ以上の銀行残高証明が必要なので、一人につき200万円程度を
2カ月以上出金せず動かさないようにしないといけません。
生活費の目安
- 家賃: バンコクの家賃は、エリアなどでも違いますが、3万5,000バーツ（約14万4,515円）～12万バーツ（約45万600円）程度です。
- 食費: 屋台であれば一食50バーツ（300円程度）くらいから外食が楽しめますが、レストランとなると100～1000バーツ（459円～4,588円）くらいの幅があります。
- 交通費: 公共交通機関やタクシーが充実しており、比較的安価です。
生活費は地域によって異なるため、現地で下見することをお勧めします。
ちょんぷー結構お金かかるのがバンコクです。決して安くはないと思います。
注意すべきポイント
文化と生活習慣の違い
タイには日本とは異なる独自の文化や価値観があります。
例えば、時間に対する柔軟な考え方などなど。日本の感覚で過ごすことはNG。
これらを理解し、現地の人々を尊重することが大切です。
健康管理
慣れない気候や食文化によって体調を崩すこともあります。
信頼できる医療機関を事前にリサーチし、海外旅行保険への加入は済ませましょう。
安全対策
タイは比較的安全な国とされていますが、スリや詐欺などの軽犯罪には注意が必要です。
また誘拐事件などもあるので、子どもから目を離さないようにしましょう。
中学生くらいまでは一人で歩かせたりしないのが普通です。
また、交通事故は多発しています。特に子どもの通学時の安全対策をしっかり整えることが重要です。
タイ教育移住のメリット
国際的な教育環境で学べる
タイには多数のインターナショナルスクールがあり、英語を主言語として学べます。多国籍なクラスメートと一緒に学ぶことで、多文化的な視点や国際的な感覚が自然と身につきます。
教育費用が比較的安い
欧米や日本と比べて、インターナショナルスクールや私立学校の学費が抑えられるのが魅力です。質の高い教育をコストパフォーマンスよく受けたい家庭に最適です。
多様なカリキュラムを選べる
IB（国際バカロレア）、英国式、米国式など、多様な教育カリキュラムから子どもの将来に合った選択が可能です。進学先や教育方針に合わせた学校選びができます。
生活コストが安く快適
生活費が日本に比べて安いことも多く、住居や食費も手頃なものもあります。その分、教育や子どもの活動に予算を割けるため、経済的にも安心かもしれません。
異文化の中で成長できる
タイでの生活は、子どもにとって刺激的な経験になります。多様な文化や背景を持つ友人たちと触れ合いながら、柔軟な思考や異文化理解が身につきます。
温暖な気候と安全な環境
一年中温暖な気候で、家族にとって快適な生活が送れます。タイ人のホスピタリティや治安の良さも、家族移住を支える大きなポイントです。
自然体験やアクティビティが豊富
都市部でも自然に触れる機会が多く、バランスの取れた生活が可能です。週末にはビーチや山への小旅行など、子どもの成長に良い影響を与える活動も楽しめます。
タイは飽きるということがないくらい訪れるべき場所がたくさんありますよ！
タイ教育移住のデメリットと課題
言語の壁
現地の言語であるタイ語は日本人にとって学習が難しく、英語が通じる場面も限られます。
特に役所手続きや地元のコミュニティとの交流で苦労する場合があるため、最低限のタイ語や英語力を身につけておくことをお勧めします！
教育コストの負担
インターナショナルスクールの学費は高額であり、決して安くはありません。
また家族全体の生活費と合わせると経済的な負担が大きくなる可能性があります。無理のない予算計画が必要です。
気候や環境への適応
タイの暑さや湿度は日本とは大きく異なり、慣れるまでに時間がかかることがあります。また、都市部では交通渋滞や空気汚染が問題となる場合もあるため、生活エリアの選定が重要です。
バンコクでは乾季の1～3月ごろにはPM2.5が猛威を振るい、屋外活動禁止、学校も休校になることがあります。
教育の質のばらつき
すべてのインターナショナルスクールが高い水準の教育を提供しているわけではありません。
学校選びの際にはカリキュラムや評判、実際に通わせている保護者からのフィードバックを十分に確認することが大切です。
タイ教育移住の事例
ちょんぷー家の場合
長女は4歳から日系インター幼稚園に入り、卒園後G5（5年生)までバンコクのインターナショナルスクールへ通う。その後日本の公立小に4カ月通い、シンガポールへ。
インターナショナルスクールでの経験が活き、現在は英語でプレゼンテーションをして、プロフェッショナルからの質疑応答に対応できるくらい英語は難なく話せる状況です。
今でも英語で授業を受けていて、塾でもインター生と同じ英語の授業も受けているので、教育移住だとは思っていませんでしたが、成功したといえるかもしれません。国語力もつけるにあたり気を付けたポイントを最後に紹介しています。
英語力を身に着けるということではなく、英語で学ぶことで視野が広がること、学びの場が世界に広がることが
大きな魅力だと感じます。進路に対しても幅広い選択肢が与えられることになるので、素晴らしい経験になるのではないでしょうか。
下の子たちは学年が低かったこともあり日本語の方が得意ですが、英語力も英検2級レベルは身についているので、インターに入れてよかったなと感じています。
英語のプロたちによると、今後ずっと海外で学び続けられるのであれば小4～5までは日本語をしっかりと学んで、その後でインターナショナルスクールに移ることが推奨されています。
これは個人差があると思いますが、一理あると思います。
早いうちにインターに入れるのであれは、覚悟が必要です。
日本語をあきらめるか、家では100％日本語で、日本の勉強をものすごく頑張ることが必要で、
我が家は後者で成功しましたがめちゃくちゃ大変でした。
まとめ
タイでの教育移住は、子どもの未来に新たな可能性を切り拓く一歩です。
成功には、事前の十分なリサーチと計画が不可欠！
この記事で紹介した情報を活用し、移住の具体的なプランを立てる参考にしてください。
興味を持った方は、専門家や経験者に相談し、具体的な行動を開始することが第一歩です。
タイでの新しい生活が家族にとって実り多いものになることを願っています。
