海外での子育てが決まったとき、真っ先に気になるのが「学校どうする?」ということ。
特に日本人学校に通わせることになると、「日本とどう違うの?」「うちの子に合うかな?」と悩む方も多いですよね。
海外での教育移住を考えている家庭はインターナショナルスクールだけでなく、日本人学校も選択の一つになります。
ちょんぷー家では、シンガポールの日本人学校に実際に通った体験があり、
バンコク・ジャカルタ・クアラルンプールに住むママ友たちからもリアルな話を聞いてきました。
この記事では、「わが子に合うかどうか」の視点で、4つの日本人学校についての詳細に迫ります。
海外日本人学校の基本情報
日本とほぼ同じカリキュラム
海外の日本人学校は、日本の学習指導要領に沿って授業が行われ、教科書も日本のものを使用しています。
先生の多くは文部科学省からの派遣で、学びの環境はかなり「日本の延長」という感じです。
国によっては英語や現地語の授業もあり、その力の入れ方はさまざまです。
出入りの多い“転勤族の学校”
駐在家庭が中心なので、2〜3年で転勤や帰国があるのは当たり前。
学期途中での転校やクラス替えも多く、子どもたちは「友達との別れと出会い」に慣れていきます。
給食なし、基本はお弁当
日本のような給食はなく、毎日お弁当が基本。
ただ、どの学校も当日注文できるお弁当サービスがあるので、共働き家庭でも安心です。
PTAや保護者の関わり方は学校ごと
PTA活動や行事への参加はありますが、関わりの濃さは学校や時期によって大きく異なります。
最近ではPTAが解散したり、無理なく関われるようになってきている学校も増えています。
シンガポール日本人学校とは
校舎・人数・通学
東にチャンギ校、西にクレメンティ校の2キャンパスがあり、どちらも広くてきれい。
大規模校で、各学年に5〜6クラスあることも。
スクールバスが充実していて遠方からも通学可能です。
英語・現地語教育
週3回ほどの英語授業があり、レベル別での指導。
ネイティブの先生が担当するクラスや、水泳・音楽など英語で行われる授業もあります。
学校生活の雰囲気
落ち着いた雰囲気で、真面目に学ぶ子が多い印象。
先生も丁寧で、日本の学校とほぼ同じ安心感があります。
学費情報(2025年)
- 入学金:S$1,090〜3,924(日本円で約12〜44万円)
- 授業料(月額):S$681.25(約10万円)
- 年間合計:約100万円(施設費含む)
- スクールバス代あり
バンコク日本人学校
校舎・人数・通学
約2,900名が在籍するアジア最大級のマンモス校。
1学年に10〜14クラスあり、毎年クラス替えがあり人間関係も多様。
スクールバス完備で、安全な通学が可能です。
英語・現地語教育
英語とタイ語の授業あり。
タイ語は文化体験的に楽しく学べる内容で、英語は授業としてしっかり取り入れられています。
学校生活の雰囲気
明るく元気な子が多く、イベントも活発。
「だるまさんがころんだ」でギネスに認定されたこともある、楽しい校風です。
学費情報(2025年)
- 入学金:160,000バーツ(約68万円)
- 授業料:年間146,000バーツ(約62万円)
- 寄付金:なし
- スクールバス代あり
ジャカルタ日本人学校(JJS)
校舎・人数・通学
幼稚部〜中学部までの一貫校で、生徒数は比較的少なめ。
広々とした敷地に、穏やかでアットホームな雰囲気が魅力です。
スクールバスの利用が基本で、交通状況によっては時間がかかることもあります。
英語・現地語教育
英語の授業があり、インドネシア語もあります。
語学も楽しく学べる環境があります。
学校生活の雰囲気
のびのびした雰囲気で、穏やかな子どもが多い印象。
人数が少ないぶん、先生や友達との距離も近く、安心して通える学校です。
学費情報(2025年)
- 入学金:Rp5,360,000(約5万円)
- 授業料(月額):Rp4,620,000(約4.3万円)
- 年間授業料:約65万円
- スクールバス代(年間):約51万円
クアラルンプール日本人学校(JSKL)
校舎・人数・通学
生徒数約700人の中規模校で、自然に囲まれた静かな環境にあります。
校舎もきれいで、施設も充実。
スクールバスでの通学が基本で、1人登校は禁止されています。
英語・現地語教育
週2回の英会話授業や英検指導もあり、英語教育にも力を入れています。
体験学習も豊富で、子どもの自主性を育てる取り組みが特徴的です。
学校生活の雰囲気
自由な雰囲気の中で、子どもたちが自分で考えて行動する力を育てています。
放課後はマンションや公園でのびのび遊ぶ子も多く、生活とのバランスも◎。
学費情報(2025年)
- 入学金:RM4,000(約13万円)
- 授業料(月額):RM1,610〜1,820(約6万円)
- 年間授業料:約67万円
- その他:施設負担金・バス代あり
まとめ|「どの学校が良いか」より「どの学校が合うか」
日本人学校と一口に言っても、国や地域によって雰囲気や学びのスタイルはさまざまです。
どこの学校でも日本のような教育が受けられ、熱心な家庭が多いためレベルが高めです。
学費・通学環境・英語教育・学校の雰囲気。
大事なのは「わが子にとって、どんな環境が心地よく、成長につながるか。
この記事が、海外での学校選びに悩むご家庭のヒントになればうれしいです。
\「うちの学校はこんな感じだよ!」という体験談も、教えてください /
各校の詳細情報(住所・公式HP)
シンガポール日本人学校(Japanese School Singapore)
- 小学部チャンギ校
住所:95 Whitelock Rd, Singapore 486152 - 小学部クレメンティ校
住所:95 Clementi Rd, Singapore 129782 - 中学部
住所:201 West Coast Rd, Singapore 127383 - HP:https://www.sjs.edu.sg/
バンコク日本人学校(Thai-Japanese Association School)
- 住所:1 Soi Ekkamai 12, Sukhumvit 63 Rd, Klongton-Nua, Wattana, Bangkok 10110, Thailand
- HP:https://www.tjas.ac.th/
ジャカルタ日本人学校(Jakarta Japanese School)
- 住所:Jl. Titihan Raya, Bintaro Jaya Sektor 9, Parigi-Pondok Aren, Tangerang Selatan 15227, Indonesia
- 幼稚部HP:https://kindergarten.jjs.or.id/
- 小中学部HP:https://www.jjs.or.id/
クアラルンプール日本人学校(Japanese School of Kuala Lumpur)
- 住所:2, Jalan 1/86, Off Jalan Bukit Petaling, 50460 Kuala Lumpur, Malaysia
- HP:https://jskl.edu.my/