シンガポールに暮らしていると、友人から一番多く聞かれるのが「チキンライスってどこが一番おいしいの?」という質問です。
一見とてもシンプルに見えるチキンライスですが、実は超奥が深い国民食!
お店によって鶏肉のぷりぷり感やジューシーさ、ライスに染み込んだスープのコク、そして自家製チリソースの辛みや旨味がまったく違います。
一食30ドルを超えるホテル内の超高級店から、ローカルや在住日本人に長年愛される王道レストラン、ミシュランも認めた行列必至のホーカー(屋台)、そして「チキンライス好きなら絶対外せない」噂の名店まで、シンガポールで絶対に食べるべきお店を詳しく深掘りしました。
「子連れでも入りやすい?」「アテンドならどこ?」「タイのカオマンガイと何が違うの?」といった疑問や在住者ならではの視点、最新の店舗情報もあわせてチェックしてみてくださいね!
ちょんぷー子どもも大好きチキンライス!一緒にホーカーで楽しむこともできますよ。
用途で選ぶ!シンガポールのチキンライス&名物鶏料理 比較チャート
一口にチキンライスと言っても、お店の雰囲気や価格帯、利用シーンはさまざまです。
まずはご自身の目的やシチュエーションに合わせて、気になるお店を絞り込んでみましょう!
- 洗練された快適空間で極上鶏を味わう・アテンドなら: Chatterbox(チャッターボックス)
- 子連れやファミリーでゆったり&王道の味を堪能するなら: Boon Tong Kee(ブントンキー) / Wee Nam Kee(ウィーナムキー)
- 生姜ダレ&レタス包みの絶品チキン!家族ご飯なら: Soup Restaurant(スープ・レストラン)
- 行列も!本場の活気と出汁旨ライスを味わうなら: Tian Tian(天天) / Ah Tai(阿仔)
- 香ばしい醤油ダレ!サクッとリーズナブルに楽しむなら: Hawker Chan(ホーカーチャン)
知っておくと面白い!シンガポールの「チキンライス」とタイの「カオマンガイ」の違い
「見た目はそっくりだけど、シンガポールのチキンライスとタイのカオマンガイって何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
どちらも中国海南省からの移民(海南人)がルーツと言われていますが、現地で独自の進化を遂げたため、タレ(ソース)の味付け・お肉の仕上がり・添え物に大きな違いがあります!
| 比較項目 | シンガポールのチキンライス | タイのカオマンガイ |
|---|---|---|
| 主なタレ(ソース) | 3種類(甘辛チリ・生姜・黒い甘口醤油)を自分好みに混ぜて食べる | タオチオ(タイの豆味噌)ベースの甘辛い生姜ニンニクタレが1種ドバッとかかる |
| お肉の仕上がり | ゼラチン質の皮がぷりぷり&ジューシー(冷水で締める) | 全体的にしっとり柔らかく、お肉本来の素朴な味わい |
| 添え物・スープ | キュウリのスライス、パクチー(少なめ)、鶏の旨味スープ | パクチー(多め)、冬瓜(トウガン)のあっさりスープ |
大きな違いはやっぱり「タレ」です!
タイのカオマンガイは味噌ベースの濃厚なタレを回しかけて食べるのが主流ですが、シンガポールのチキンライスは「チリ・生姜・ダークソイソース」の3種類を自分好みの割合で合わせながら食べるスタイル。
お肉もシンガポールのチキンライスは茹で上げた後に氷水でキュッと締めるお店が多く、ぷるぷるのゼラチン質とジューシーさが際立つのが特徴です。
シンガポールでおすすめのチキンライス&名物鶏料理の名店7選
1. Chatterbox(チャッターボックス)|一度は食べたい最高峰の極上チキンライス

オーチャードの高級ホテル「ヒルトン・シンガポール・オーチャード」内に店を構える、1971年創業の老舗高級ダイニング「Chatterbox(チャッターボックス)」。
ホーカーのチキンライスが5〜7SGDほどで食べられるシンガポールにおいて、こちらはスチームチキンライス1人前が25SGD前後(税・サービス料別)というラグジュアリーな価格設定。
2026年9月現在(税サ別)
ランチセット: $55 / 1名
ディナーセット: $68 / 1名
チキンライス単品(1人前セット): $26
ハーフチキン: $45
ホールチキン(1羽): $79
私はランチセットでチキンライスをミニラクサとともにいただきましたが本当にどれもおいしかった!
夫と一緒に色々選べてものすごくお腹がいっぱいになりました。
店内は広々としていて清潔感にあふれ、エアコンも効いていて非常に快適。
日本からの家族や友人のおもてなし(アテンド)、記念日ランチはもちろん、衛生面や涼しさを重視したい小さなお子様連れのファミリーにも自信を持っておすすめできる最高峰の一店です。
- 店名:Chatterbox(チャッターボックス)
- 住所:333 Orchard Rd, 05-03 Hilton Singapore Orchard, Singapore 238867
- 営業時間:月〜金 11:30〜16:30(L.O.15:45)/17:30〜22:30(L.O.21:45)、土日祝 11:00〜16:30(L.O.15:45)/17:30〜23:00(L.O.22:00)
- 定休日:なし
- HP:https://chatterbox.com.sg/
2. Boon Tong Kee(文東記 / ブントンキー)|タレが絶品!家族連れにも大人気の王道レストラン

シンガポール国内に複数の店舗を展開する「Boon Tong Kee(ブントンキー)」。
もともとは小さな屋台からスタートしたお店ですが、現在ではローカル層から在住外国人、観光客まで幅広い層に愛される大人気の有名レストランチェーンへと成長しました。
「迷ったらここへ行けば間違いない!」と言わしめる確かな味が魅力です。
ブントンキーの名物といえば、運ばれてきたチキンに対して、店員さんがテーブルの上で豪快かつ鮮やかに回しかけてくれる甘みとコクのある特製醤油ダレ!
このタレがしっとり柔らかいチキンに染み込み、ピラミッド型に可愛らしく盛られたツヤツヤのライスとの相性がまさに抜群です。
食欲をそそる香りで、いくらでもご飯が進んでしまいます。
路面店の多くはエアコン完備の綺麗なレストラン形式になっており、ベビーチェアを用意している店舗も多いため子連れランチやディナーにもぴったり。
さらに、チキンライスだけでなく中国料理の一品メニュー(サクサクの揚げ豆腐、海鮮炒め、空心菜のサンバル炒めなど)も豊富に揃っているため、家族やグループでいろいろな料理をシェアしながらワイワイ楽しむのにも最適です。
我が家はブキティマのお店(ビューティーワールド駅近く)に行きました。デビューはバンコクでしたけどね。
- 店名:Boon Tong Kee(文東記 Balestier本店)
- 住所:399, 401 & 403 Balestier Rd, Singapore 329801
- 営業時間:月〜金 11:00〜15:00(L.O.14:30)/17:00〜23:00(L.O.22:20)、土・祝 11:00〜23:00(L.O.22:20)、日 11:00〜22:30(L.O.22:00)
- 定休日:なし
- HP:https://boontongkee.com.sg/
3. Soup Restaurant(三盅两件 / スープレストラン)|ジンジャーダレと新鮮レタスでいただく絶品サムスイチキン!

ショッピングモール内に多数出店していて、在住日本人ファミリーにも大人気の「Soup Restaurant(スープレストラン / 三盅两件)」。
こちらの看板メニューは、厳密な海南チキンライスとはひと味違う名物料理「Samsui Ginger Chicken(サムスイチキン)」です!
しっとり柔らかく蒸し上げられたチキンに、特製の粗刻みジンジャーソース(生姜ダレ)をたっぷり乗せ、新鮮でシャキシャキのレタスで包んで手掴みでパクッといただくスタイル。
この生姜ダレのコクと風味が本当に絶品で、一口食べると病みつきになる美味しさです!
もちろんセットでライスを頼むこともでき、チキンライス好きなら一度は絶対に食べてほしい逸品。
薬膳スープや優しい味の中華炒めメニューも豊富で、子連れでも安心して入れる清潔な店内に加え、注文もしやすいため家族での外食に超おすすめです。
ちなみに画像は1人前。子連れ一人ランチでも楽しめます。
そしてジンジャーソースはお土産に大人気!

- 店名:Soup Restaurant(三盅两件 Paragon店)
- 住所:290 Orchard Rd, #B1-07 Paragon, Singapore 238859(他、JewelやVivoCityなど多数)
- 営業時間:11:30〜22:00
- 定休日:なし
- HP:https://www.souprestaurant.com.sg/
4. Wee Nam Kee Hainanese Chicken Rice(威南記 / ウィーナムキー)|出汁の効いたご飯とコク深いスープが絶品の老舗
シンガポール現地でもトップクラスの知名度を誇り、かつて日本にも進出していた実力派レストラン「Wee Nam Kee(ウィーナムキー)」。
マリーナスクエアやノベナなどに店舗を構え、ローカルの常連客や観光客で連日賑わっています。
ウィーナムキーの魅力は、ふっくら煮込まれたチキンはもちろんのこと、鶏の出汁がこれでもかと効いたライスと、旨味たっぷりのスープ!
スチーム(白)、ロースト(茶)、さらに醤油で煮込んだソイソースチキンの3種類から選べるのもポイントで、複数人で訪れて食べ比べるのも最高に楽しいです。
落ち着いた店内と親しみやすい接客で、ファミリー利用から普段使いのランチまで幅広く対応してくれます。
- 店名:Wee Nam Kee Hainanese Chicken Rice(Marina Square店)
- 住所:6 Raffles Blvd, #04-102B Marina Square, Singapore 039594
- 営業時間:10:30〜21:00
- 定休日:なし
- HP:https://weenamkee.com.sg/
5. Tian Tian Hainanese Chicken Rice(天天海南鶏飯)|ミシュランビブグルマン獲得!行列必至の絶対王者

チャイナタウン近くの「マックスウェル・フードセンター(Maxwell Food Centre)」内にある「天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)」は、世界中の有名シェフや海外メディアも絶賛する超有名ホーカー屋台です。
ミシュランガイドの「ビブグルマン」にも選出されており、昼時や週末ともなると屋台の前に長い行列ができることで知られています。
天天の最大の強みは、なんといっても秘伝のタレとゼラチン質の皮をまとった極上チキン、そして単体でもバクバク食べられるほど出汁が効いた濃厚ライスのバランスの良さ!
鶏の旨味を余すことなく吸い込んだご飯は一口食べた瞬間にコクが口いっぱいに広がり、甘辛い特製チリソースを少し絡めて食べるとまさに至高の味わいです。
ホーカー(オープンエアの屋台街)のためエアコンはなく熱気にあふれていますが、「本場シンガポールのローカルな活気を感じながら、安くて最高に美味しいチキンライスを食べたい!」という方には絶対に外せない聖地と言えます。

- 店名:Tian Tian Hainanese Chicken Rice(天天海南鶏飯)
- 住所:1 Kadayanallur St, #01-10/11 Maxwell Food Centre, Singapore 069184
- 営業時間:10:00〜20:00(※売り切れ次第終了)
- 定休日:月曜日
- HP:なし(公式SNS等で情報発信)
6. Ah Tai Hainanese Chicken Rice(阿仔海南鶏飯)|知る人ぞ知る!天天の元シェフが手掛ける隠れた名店
マックスウェル・フードセンター内で、なんと「天天」のわずか数軒隣に店を構える「Ah Tai(阿仔海南鶏飯)」。
実はここ、天天で長年チーフシェフを務めていたアータイ氏が独立してオープンさせたという激アツなストーリーを持つお店です!
天天に比べて行列がやや控えめなため「並ぶ時間を節約したいけれど、天天レベルの絶品チキンライスが食べたい!」というローカルの通がこぞって通う穴場スポット。
お肉の柔らかさやタレのコクは天天に引けを取らず、むしろ「阿仔の方がお肉がジューシーで好き!」というファンも多いほどです。
マックスウェルを訪れた際は、天天と阿仔の食べ比べをするのもツウな楽しみ方ですよ!
- 店名:Ah Tai Hainanese Chicken Rice(阿仔海南鶏飯)
- 住所:1 Kadayanallur St, #01-07 Maxwell Food Centre, Singapore 069184
- 営業時間:11:00〜19:30(※売り切れ次第終了)
- 定休日:火曜日
- HP:なし
7. Hawker Chan(了凡香港油鶏飯・麺)|元ミシュラン星付き!香ばしいソイソースチキン

チャイナタウンの小さな屋台からスタートし、2016年に「世界一安いミシュラン星付き店」として一挙に世界中で話題となった「Hawker Chan(ホーカーチャン / 了凡香港油鶏飯・麺)」。
2021年にミシュランの星は外れてしまいましたが、その後もビブグルマンには複数回選出されており、味へのこだわりは健在です。
現在は国内外に店舗を構える人気チェーンとなり、リーズナブルな価格とクオリティの高さを両立させています。
こちらのお店で絶対に食べるべきなのは、一般的な白い「スチームチキン」ではなく、香港スタイルの「ソイソースチキン(油鶏)」です!
数種類のハーブやスパイスをブレンドした特製秘伝醤油ダレでじっくりと煮込まれたチキンは、皮が艶やかな褐色に染まり、香ばしさと深いコクが特徴。
味がしっかり染み込んだ柔らかいお肉は、ライスはもちろんのこと、香港風のコシのあるヌードル(麺)との相性も抜群です。
現在展開している路面店はエアコンが完備されており、タッチパネル式の注文端末が導入されている店舗も多いため、言葉の壁を気にせずサクッと気軽に注文できる点も魅力。
「普通のチキンライスとは一味違う、濃厚で香ばしい味付けを試してみたい」という時にも一押しのお店です。
本店以外にもガーデンズバイザベイのフードコートでも食べることができます。

- 店名:Hawker Chan(Chinatown本店)
- 住所:78 Smith St, Singapore 058972
- 営業時間:10:30〜20:00(L.O.19:30)
- 定休日:なし
- HP:https://www.liaofanhawkerchan.com/
知っておくと得する!チキンライスを100%楽しむための注文Tips&豆知識
シンガポールでチキンライスを注文する際、ちょっとした頼み方のコツや好みの伝え方を知っておくだけで、美味しさと満足度が格段にアップします!
在住者が日常的に使っている小技をご紹介しますね。
「スチーム(蒸し)」と「ロースト(焼き)」の違いと選び方
多くのお店では、調理法の異なる2種類のチキンが用意されています。
- スチーム(White / Steam): しっとり柔らかく、ぷりぷりとした皮の食感とあっさりした旨味が特徴。王道の味を楽しみたい方におすすめ!
- ロースト(Brown / Roast): 表面をこんがり香ばしく焼き上げたタイプ。お肉の凝縮された旨味と香ばしさを楽しみたい方におすすめ!
「どちらも選べない!」という方は、両方の部位をひと皿に盛り合わせてくれる「Half & Half(ハーフ&ハーフ)」や「Duo Chicken」といった注文ができるお店も多いので、ぜひ試してみてくださいね。
好みの部位を指定して注文する
ホーカーやローカル店では、チキンの部位を指定してリクエストすることができます(追加料金が数十セントかかる場合があります)。
- Thigh(モモ肉)/ Drumstick(骨付き脚): 脂がのっていて非常にジューシー!柔らかくコクのあるお肉が好きな方は「Gek Thui(骨付き脚)」と指定するのが一番人気です。
- Breast(胸肉): 脂身が少なくあっさりヘルシー。高タンパク・低脂質で食べやすく、身がしっかり引き締まっています。
3種の調味料(チリ・ジンジャー・ダークソイソース)の黄金比
チキンライスに必ず添えられているのが「赤色のチリソース」「黄色のすりおろし生姜(ジンジャーソース)」「黒くドロっとした甘口醤油(ダークソイソース)」の3つです。
ローカル流の食べ方は、小皿にこれらを自分好みの割合でミックスし、チキンをディップして食べるスタイル!
特にお肉にダークソイソースを数滴垂らし、生姜とチリをちょこんと乗せてご飯と一緒に頬張ると、口の中で旨味が爆発しますよ。
まとめ
シンガポールの国民食・チキンライス(&名物チキン料理)は、歴史ある高級ホテルの贅沢な一皿から、ファミリーで楽しめる大人気レストラン、活気あふれるホーカーの名物屋台まで、店ごとのこだわりと個性が詰まった奥深いグルメです。
日本からのゲストをおもてなしするならチャッターボックス、ご家族やグループで楽しむならブントンキーやスープレストラン、ローカルの熱気を味わうなら天天や阿仔、ホーカーチャンと、用途やその日の気分に合わせて使い分けてみてくださいね!
タイのカオマンガイとの食べ比べや違いも楽しみながら、ぜひシンガポールでの美味しい思い出を作ってください!
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