「子どもにできるだけ良い教育環境を用意したい」
そう考えたとき、候補に上がりやすい国のひとつがシンガポールです。
- 英語環境
- 治安の良さ
- 多文化社会
- 日本からの近さ
教育熱心な家庭ほど、一度は「シンガポール教育移住」を調べるのでは?と思います。
ただ、2026年現在のシンガポール教育移住は、以前よりかなり「現実的な資金力」が必要になっています。
- 円安
- 家賃高騰
- 学費上昇
「なんとなく良さそう」で決めると、あとからかなり苦しくなるケースもあります。
この記事では、実際にシンガポール生活を経験し、子どもの進路や帰国子女受験まで経験してきた私が、
シンガポール教育移住のリアルをまとめています。
ちょんぷーかなりの費用がかかるのがシンガポール生活!
そしてビザも厳しいのよね。
なぜシンガポール教育移住が人気なの?
英語+多文化環境
シンガポールは英語が公用語。
学校だけでなく、スーパーや病院、習い事まで、生活の中に自然と英語があります。
さらに、中国系・インド系・マレー系など多様な文化が混ざる社会。「違いが当たり前」の環境で育てられるのは、大きな魅力だと感じました。
日本から近く、治安が良い
日本との時差はたった1時間。直行便も多く、約7時間の距離です。
シンガポールは世界的にも治安が良い国として有名で、教育移住を選ぶ家庭が多い理由のひとつです。
教育の選択肢が多い
シンガポールの良さは「ひとつの教育しかない」わけではないこと。
- インターナショナルスクール
- 日本人学校
- ローカル校
- IB教育
- 日本式教育
子どもの性格や進路に合わせて選びやすい環境です。
ただ実際は、「英語が伸びそう」だけで決めると、あとから迷いが出てくることも。
多くの家庭が悩み始めるのが「出口問題」です。
- 日本の大学を目指すのか
- 海外大学なのか
- 帰国子女受験なのか
この辺りはしっかりと考えておく必要があります。」
▶︎帰国時期の重要性と考慮すべきポイントについて
▶︎期間限定インター校に潜む落とし穴とは?
シンガポールのインターナショナルスクール事情
英語力は伸びやすい環境
最大の魅力はやっぱり英語環境。授業も友達との会話も基本は英語です。
海外大学進学を視野に入れている家庭には、とても魅力的な選択肢。IB校も多く、グローバル教育に強い学校が揃っています。
2026年の学費感はかなり上がっている
ここは本当に現実問題。2026年現在、シンガポールのインター校は年間300万〜700万円近くかかる学校も珍しくありません。
さらに別途かかるものの代表が以下。
- 入学金・施設費
- スクールバス
- 制服・課外活動費
兄弟がいると、教育費だけでかなり大きな金額になりますね。
日本人家庭に人気のインター校は?
実際に通う人が多かったインターをピックアップ。
「超富裕層向けトップ校」だけでなく、比較的現実的に検討しやすい学校を選ぶ家庭も多い印象でした。
こちら以外にもたくさんあります。
One World International School(OWIS)
比較的リーズナブルと言われることが多いインター校。IB・IGCSEに対応、複数キャンパスあり。
「まず英語環境に」「IBも気になる」という家庭に人気。日本人比率も比較的高め。
One World International School(OWIS)
Nanyang校(幼〜Grade12):S$21,749〜S$25,005/年
Punggol校(幼〜Grade12):S$25,882〜S$28,857/年
※GST含む。キャンパスにより異なる。
公式HP
Chatsworth International School
昔から日本人家庭にも人気の学校。比較的小規模でアットホームと言われることが多い。
フルIBカリキュラム校。IBディプロマの奨学金制度あり。
Chatsworth International School
幼稚部(KG):S$30,250/年
小学部(Year 1-5):S$34,950/年
中学部(Year 7-9):S$35,750〜S$35,900/年
高校部(Year 12-13):S$41,100/年
※GST・Fee Protection含む。2025/26年度実績。
公式HP
Dover Court International School
50年以上の歴史を持つイギリス式インター校。IGCSE・IBDPに対応。スポーツも盛ん。
Dover Court International School
Nursery:S$29,178/年
Year 3〜6:S$36,816/年
Year 7〜8:S$41,106/年
Year 12〜13:S$45,609/年
※GST含む。別途Building Fund(年S$1,063)が必要。2026/27年度PDFは公式より要確認。
公式HP
Stamford American International School
人気のアメリカ系インター。施設が豪華でIB+アメリカ式教育の両方に対応。施設が充実し3,000名超の大規模校。その分、学費はかなり高額。
2026年時点で年間S$40,000〜50,000超の学年もあり、日本円だと子ども1人で年間500万〜700万円近い感覚。
Grade 1〜5:S$47,390/年
Grade 6〜8:S$48,360/年
Grade 9〜12:S$54,210/年
※GST含む。初年度は入学金S$4,000・施設費S$3,200等が別途必要。2025/26年度実績。
公式HP
シンガポール日本人学校は人気!
「世界トップレベル」と言われることも
シンガポール教育移住=インター校と思われがちですが、実は日本人学校もかなり人気です。
教育熱心な家庭が多く、全体のレベルも高め。「海外なのに日本より勉強してる」と感じる家庭も少なくありません。
東のチャンギ校と西のクレメンティ校
小学部は2校あります。チャンギ校は塾や習い事へのアクセスが良く中学受験を見据える家庭も多い印象で、クレメンティ校は落ち着いた雰囲気と言われることも。西側エリアに住む家庭はこちらに通います。どちらも熱心さに大差はないと感じました。
英語教育もしっかり
「日本人学校だと英語が伸びないのでは?」と思われがちですが、実際はかなり英語教育にも力を入れています。イマージョン教育で英語はレベル別クラス分けもあり、ネイティブの授業も受けられます。
日本語の学力を維持しながら英語も伸ばしたい家庭には、かなりバランスが良い環境です。
日本人学校中学部にグローバルコースがある!
シンガポール日本人学校中学部には「グローバルクラス」があります。通常クラスとは違い、ほとんどが英語で学ぶ授業で、発信力を重視したカリキュラムです。
- 日本語力を維持しやすい
- 帰国後の受験にも対応しやすい
- 英語も伸ばしやすい
「インターはハードルが高いけど、英語環境は欲しい」という家庭にはかなり人気。ただ、このグローバルクラスには受験が必要です。塾なしでどう対策したのか、親がどこまで伴走したのか…そこは別記事でかなり詳しくまとめていきます。個人的には超おすすめです。
日本人学校の学費(日本人学校小学部)
学費は以下。インターナショナルスクールに比べるとだいぶ抑えられていますが、高額です。
授業料:S$620/月
施設費:S$130/月
合計目安:月S$750 → 年間 約S$9,000
※税抜き。別途GSTが加算。2026年4月改定後の金額。入学金・スクールバス代等は別途。
公式HP
- インター校と比べて学費がかなり抑えられる
- 日本語学力を維持しながら帰国受験に対応しやすい
- 英語イマージョン教育・レベル別クラスあり
- 入学条件:保護者がシンガポール日本人会の会員であること
シンガポール日本人学校の学費(中学部・通常クラス)
授業料:S$690/月
施設費:S$130/月
合計目安:月S$820 → 年間 約S$9,840
公式HP
シンガポール日本人学校の学費(中学部・グローバルクラス)
授業のほとんどを英語で実施。日本語カリキュラムを英語で学ぶバランス型。入学には選抜試験あり。
授業料:S$970/月
施設費:S$130/月
合計目安:月S$1,100 → 年間 約S$13,200
※税抜き。別途GSTが加算。2026年4月改定後の金額。
公式HP
- 授業のほとんどが英語、発信力重視のカリキュラム
- 日本語力・帰国子女受験対策も両立しやすい
- 「インターはハードルが高い」家庭にも人気
- 入学には選抜試験あり

早稲田渋谷シンガポール校という選択肢
シンガポールには早稲渋(わせしぶ)があります!正式名称は「早稲田大学系属早稲田渋谷シンガポール校」。日本人学校や帰国子女家庭では、かなり意識される存在です。
早稲田推薦が大きな魅力
毎年、多くの生徒が早稲田大学へ推薦進学。海外で育ちながら、日本の大学進学ルートも確保できる。これが早稲渋の大きな強みです。「海外経験を活かしながら、日本の大学進学も確保したい」という家庭には非常に魅力的な選択肢です。
ただし、実際はシビア
「海外にある早稲田附属」というイメージだけで考えると、ギャップもあります。
- 学力・寮生活
- 費用・学部選択
- 推薦枠と進学先
我が家も実際に受験を経験し、かなり情報収集しました。大隈奨学金・単身受験・推薦条件など気にする家庭も増えているので、 早稲渋の詳細は別記事で詳しく書いてます!
詳しく知りたい方だけ読んでください!


2026年のシンガポール教育移住費用
家賃が本当に高い
2026年現在、シンガポールの家賃はかなり高騰しています。家族向けコンドミニアムだと月50万〜100万円近いケースも普通。「想像以上」と感じる家庭は多いと思います。
教育移住で年間いくら必要か?
かなりざっくりですが、子ども2人として4人家族のコストを考えると、
日本人学校の場合:1,200万〜2,500万円(年間)
インター校の場合:2,200万〜4,500万円(年間)
このくらいは必要かなと思います。
子どもの人数・住むエリア・習い事・一時帰国頻度によって大きく変わりますが、
- 家賃
- 食費
- 光熱費・通信費
- 医療保険・病院代
- 習い事・塾
- 一時帰国費
- 交通費
などなど、かなりかかってくるのが現実です。
節約するなら、タクシーを使わずにバスを利用する!(ただし時間はかかる)
スーパーよりもマーケットで買う、外食をしないか極力減らす、くらいでしょうか。
シンガポール教育移住で大事なのは「出口戦略」
これは本当に大事。「とりあえず英語環境へ」だけでは途中で迷いやすくなります。
- 海外大学進学なのか
- 日本の大学受験なのか
- 帰国子女受験なのか
- IBルートなのか
- いつ本帰国するのか
子どもの性格も含めて、早めに考えておくと後悔しにくいです。
我が家は超富裕層の教育移住ではなく、駐在という期間限定の生活。
だからこそ、どこにお金をかけて何を優先するか、はかなり考えました。
まとめ|理想だけでは続かない。でも得られるものは大きい
シンガポール教育移住は、子どもにとって本当に大きな経験になります。
レベルの高い環境で切磋琢磨できたこと。
英語、多文化環境、広い視野、国際感覚。
ただその一方で、お金・進路・親の覚悟もかなり必要。
実際に我が家も、日本人学校小学部、中学部グローバルクラス、帰国子女受験、早稲渋受験を経験して、理想だけでは見えなかった部分をたくさん感じました。
だからこそ、同じように悩む家庭の参考になればと思っています。

