「学生時代に勉強したきりの英語を、もう一度やり直したい」「仕事や旅行で、もっと英語を話せるようになりたい」。大人になってから英語を学び直したいと思っても、忙しい毎日の中で続けるのは簡単ではありません。
私自身、タイとシンガポールで約13年、4人の子どもを育てながら、英語は「このくらいでいいかな」「なんとなく通じればいい」で過ごしてきました。
それでも、子どもたちが英語で話す姿を見て、「私ももう一度ちゃんと学びたい」と思うように。育児の合間に、TOEICや英会話アプリで学び直しを続けて今では日常会話なら話せるように。
この記事では、大人の英語学び直しについてまとめました。TOEICを受けてみた体験、スキマ時間で続けられるAI英会話アプリ、オンライン英会話の使い方まで。目的別の選び方や、失敗しやすいパターンもあわせて紹介するので、何から始めればいいか迷っている方の参考になればうれしいです。
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大人が英語を学び直すメリット
大人の英語の学び直しには、仕事にも暮らしにも、うれしい変化があります。
- 転職や昇進、キャリアの再スタートに役立つ
- 海外旅行で、自分の言葉でやりとりできる
- 海外の友人や、仕事の相手とのやりとりに自信が持てる
- 子どもがいるなら、英語を楽しむ大人の手本になれる
- 新しいことを学ぶ楽しさが、毎日の張り合いになる
わが家の場合は、子どもと一緒に学べることも大きなメリットでした。「私も今これやってるよ」と言えるだけで、子どものやる気も変わります。
TOEICで英語力を「見える形」に残す
TOEICはどんな試験?
TOEIC(トーイック)は、ビジネスや日常生活で使う英語の力を測る試験。一般的によく受けられているのは、リスニングとリーディングの「TOEIC Listening & Reading Test」で、990点満点のスコアで結果が出ます。
合格・不合格ではなくスコアで出るので、「前回より何点上がった」と成長がわかりやすいのが魅力。就職や転職の場面でもよく使われるため、学び直しの成果を「今の英語力」として形に残すのにぴったりです。
| スコアの目安 | 英語力のイメージ |
|---|---|
| 860点以上 | 英語で十分にコミュニケーションがとれる |
| 730〜855点 | どんな場面でも、ある程度コミュニケーションがとれる |
| 470〜725点 | 日常会話や、限られた範囲の仕事なら対応できる |
TOEICは日本生まれ?海外で使えない?
TOEICは、アメリカのテスト開発機関「ETS(Educational Testing Service)」が作っている国際的な英語の試験。それでも「日本の試験」と思われやすいのには、理由があります。
- 日本人の北岡靖男さんが「英語の力を測る世界共通のものさしを作りたい」と考え、ETSに開発を依頼したのが始まり
- 元通商産業省(今の経済産業省)の渡辺弥栄司さんも、日本での実施に力を注いだ
- 第1回の試験は、1979年に日本で行われた
- 日本での運営は、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)という日本の団体が行っている
- 就職や昇進でスコアが重視されるのは、主に日本と韓国
つまり、「生みの親は日本人、作っているのはアメリカの機関」というしくみ。TOEICは世界160か国で実施されていて、海外の企業でも英語力の目安として使われています。
ただし、留学や海外の大学進学ではTOEFLやIELTSが一般的。TOEICのスコアは出願に使えないことが多いので、注意が必要です。
三女の出産後に受けたTOEICは700点ちょっと
私がTOEICを受けたのは、三女を出産したあと。もう10年くらい前ですね。
海外生活で英語には慣れてきた頃、結果は700点ちょいでした。
日常会話はできても、試験になると話は別。とくにリーディングは、時間内に読み切るスピードが足りないと感じました。次は800点超えを目標に、もう一度挑戦してみたいと思っています。
英会話力は上がっているんですけど果たして?
スキマ時間に続けるなら英会話アプリ
忙しい大人には、英会話アプリがいちばん続けやすい方法。スマホひとつあれば、通勤中や寝る前、私の場合は子どもの送迎の待ち時間にも英語を話す練習ができます。最近はAIを相手に会話の練習ができるアプリが増えていて、人前で話すのが苦手な人でも気軽に始められます。
| 比べるポイント | スピーク | スピークバディ | スピフル |
|---|---|---|---|
| 練習のスタイル | AIと自由に会話 | AIキャラクターとストーリー形式で会話 | 瞬間英作文と、ひとりで話す練習 |
| 1回の学習時間 | 数分〜自由に調整できる | 10〜15分ほど | 20分ほどが目安 |
| 向いている人 | 話したい場面が決まっている人 | 人と話すのが緊張する初心者〜中級者 | 英語がぱっと出てこない人・文法を固めたい人 |
場面を決めて自由に話せる|スピーク
スピーク(Speak)は、AIと自由に英会話の練習ができるアプリ。「空港でのやりとり」「子どもの学校の先生との面談」など、自分で場面を決めて会話の練習ができるのが魅力です。
動画レッスンや短いミニコースもあり、声を出せない場所ではリスニングだけの学習もできます。旅行の前に、よく使うフレーズを練習しておくのにも便利です。
AI相手に気軽に話せる|スピークバディ
スピークバディ(SpeakBuddy)は、AIのキャラクターと会話しながら英語を練習できるアプリ。ストーリー仕立てで進むので、ゲーム感覚で続けやすいのが特徴です。相手がAIなので、間違いを気にせず何度でも話せます。
最初のレベルチェックで、自分に合ったカリキュラムが組まれるのも安心なポイント。英語に自信がない方の「最初の一歩」にぴったりです。
時間や場所を選ばず英会話【スピークバディ】に申し込む!瞬発力と文法を鍛える|スピフル
スピフルは、話す力をのばすことに特化した英語アプリ。日本語を見てすぐに英語に直す「瞬間英作文」と、テーマに沿ってひとりで話す練習の2つが柱です。話した内容はAIが添削し、文法や発音、もっと自然な表現を教えてくれます。
私は1か月、1日20分ほどほぼ毎日続けてみました。日本語から英語にするまでの時間が短くなり、話すスピードも少しずつアップ。文法の基礎を見直せたのも収穫でした。
気になったのは、AIの添削が1日1回までなこと。もっと添削してほしいと感じる日もありました。それでも、ビジネスで使える例文が多く、仕事で英語を使いたい人や、キャリアの再スタートを考えている人にはとくにおすすめです。1か月使った効果は、こちらのレビュー記事でくわしく紹介しています。

いちばん気軽な英会話相手|ChatGPTの音声会話
英会話アプリに加えて、私がよく使っているのがChatGPT(チャットジーピーティー)の音声会話。スマホに話しかけると、AIが声で返事をしてくれるので、まるで英語の先生と電話しているような感覚で練習できます。
英会話アプリとのいちばんの違いは、話す内容を自由に決められること。最初に「どんな相手になってほしいか」を伝えるだけで、自分専用の英会話レッスンになります。たとえば、こんなふうに頼んでいます。
- 「英語の先生になって、私の間違いを直してください」
- 「今日あったことを英語で話すので、もっと自然な言い方を教えてください」
- 「ゆっくり、簡単な単語で話してください」
相手がAIなので、何度聞き返しても、同じ質問をくり返しても大丈夫。家事をしながらでも話せるので、私にとってはいちばん続けやすい英会話の相手です。
オンライン英会話で「人と話す」練習も
アプリで練習した英語を、実際に使ってみたいならオンライン英会話。もともと私がオンライン英会話を始めたのは、子どもではなく自分の英語のためでした。
最初はレベルチェックを勘違いして、かなり低いレベルからスタートしてしまったのも、今では笑い話。イギリス人の先生に「car」の発音を何度も直されたこともありました。それでも、毎日少しずつ人と話すことで、英語を口に出すことへの抵抗はぐっと減りました。
レッスン受け放題のプランなら、回数を気にせず続けられます。家族で使えるプランを選べば、子どもと一緒に学べるのもうれしいポイントです。

失敗しない!目的別の選び方
TOEIC、英会話アプリ、オンライン英会話。どれもよい方法ですが、目的に合わないものを選ぶと続きません。まずは「何のために英語を学び直したいのか」を決めて、合う方法を選びましょう。
| こんな人に | おすすめの方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 転職や昇進で英語力を証明したい | TOEIC | スコアで英語力を示せて、履歴書にも書ける |
| 留学や海外の大学進学を考えている | TOEFL・IELTS | TOEICは出願に使えないことが多い |
| 人と話すのが緊張する・まずは気軽に始めたい | 英会話アプリ・ChatGPTの音声会話 | 相手がAIなので、何度間違えても大丈夫 |
| 英語がぱっと出てこない・文法を固めたい | スピフルなどのトレーニング型アプリ | 瞬間英作文で、話すための基礎を鍛えられる |
| 実際に人と話す経験を積みたい | オンライン英会話 | 先生とのやりとりで、生きた英語にふれられる |
いちばん続けやすいのは、ひとつにしぼらず組み合わせること。たとえば、アプリで毎日話す練習をして、週に何回かオンライン英会話で実際に使い、半年に1回TOEICで成果を確かめる。そんな流れがおすすめです。
個人的には半年間などある程度しっかりお金を払わないとやらないということが多々あるなと思っています。
よくある失敗パターン
英語の学び直しで、つまずきやすいのは次のようなパターン。始める前にチェックしておきましょう。
- 目的を決めないまま始めて、何を練習すればいいかわからなくなる
- いきなり長期の高いプランを申し込んで、使わないまま終わる
- 無料体験を試さずに決めて、自分に合わなかった
- レベルチェックをいい加減に受けて、合わないレベルから始めてしまう(私の失敗です)
- 1日1時間など、続かない目標を立ててしまう
アプリもオンライン英会話も、多くは無料体験があります。まずは無料体験でいくつか試して、「これなら続けられそう」と思えるものを選ぶのが、失敗しないいちばんの近道です。
忙しい大人が英語を続けるコツ
英語の学び直しでいちばん難しいのは、続けること。わが家で意識しているのは、次のようなことです。
- 「毎日10分だけ」など、ハードルを低く決める
- 通勤中や寝る前など、学ぶ時間帯を固定する
- アプリとオンライン英会話を組み合わせる
- TOEICなど、目標の試験日を決めておく
- 家族や友人に宣言して、一緒に続ける仲間をつくる
完璧を目指さなくても大丈夫。昨日より少しだけ話せるようになった、その積み重ねが自信になります。
まとめ|大人の英語学び直しは「スキマ時間」と「目標」で続けよう
大人になってからでも、忙しくても、英語の学び直しはできます。大切なのは、無理のない方法を選んで、少しずつ続けることです。
- まずは目的を決めて、合う方法を選ぶ
- TOEICで、今の英語力を「見える形」に残す
- スピーク・スピークバディ・スピフルなどの英会話アプリや、ChatGPTの音声会話でスキマ時間に話す練習をする
- オンライン英会話で、実際に人と話す経験を積む
- 無料体験で試してから決め、ハードルを低くして毎日少しずつ続ける
英語は、何歳からでも伸ばせるもの。子育て中の私でも続けられているので、まずは1日10分から、英語のある毎日を始めてみてください。
お子さんの英語が気になる方は、年齢別にまとめた記事もあわせてどうぞ。

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