シンガポールでの暮らしの中、何か新しい習い事を探している方はいませんか?
私が全力でお勧めしたいのが、プラナカンビーズ刺繍!
極小のビーズを一粒ずつ縫いとめていくとても美しい伝統的な刺繍なんです。
今回は、私が実際に日本人会で田中先生から学んでいるプラナカンビーズ刺繍クラスの体験レポートを、その魅力ととも詳しくご紹介します。
シンガポールで新しい趣味を探している方、一生モノの作品を作りたい方、特に大人の女性に全力でお勧めしたいシンガポール文化体験です。
ちょんぷー出来上がった作品もですが、出来上がるまでの過程が楽しいんですよ。

プラナカンビーズ刺繍とは?その歴史と魅力

プラナカン文化の象徴的な伝統工芸
プラナカンビーズ刺繍の「プラナカン」とは、マレー半島に移り住んだ中国系移民の子孫が築いた独自の文化のこと。その美意識は、建築、衣装、そして手仕事にも反映されており、華やかで色彩豊かな世界観が特徴です。
この中でも、女性たちが受け継いできた伝統工芸が、このプラナカン刺繍。
使用するのは、角度によって光を反射する極小のガラスビーズ。
カット面があるビーズもあるので、キラッと光るんです。
これを布の上に、まるで絵画のように緻密な模様で縫い上げていきます。
プラナカンビーズ刺繍をおすすめしたい理由
無類の刺繍好きであるちょんぷーですが、プラナカンビーズ刺繍をおすすめしたい理由もいくつもあります。
現地でしかできない特別な文化体験
シンガポールに暮らしているからこそ、この地で育まれたプラナカン文化を自分の手で体感したいという強い思いがありました。異文化の奥深さに触れる、貴重な機会ですよね。
日本からの修学旅行生が体験授業として受けられることも多いんだそうですよ!
シンガポール旅行や生活の記念にも是非!
日常から離れた究極の癒し
忙しい毎日の中で、時間を忘れて没頭できる時間が得られます。
時間をかけて何かを完成させるという達成感は心の充足にもつながるんですよね。
よく、「子ども4人もいるのに刺繍する時間があるね」って言われたりするんですけど、案外時間は結構あったりして。これがないと私のバランスは整わない!ってくらいです。
夜家事などが終わって寝るまでの間にコツコツと少しずつやるのが好きです。
作品の美しさは唯一無二の魅力
光を受けてきらめくビーズの美しさに、純粋に感動。
「私もこんな質の高い作品を作りたい」という気持ちが、実はタイにいる頃から芽生えていたんです。
このシンガポールでの習い事は、私にとって自分の人生を豊かにするための、大切な時間になっています。

日本人会でのプラナカンビーズ刺繍クラス体験レポート

プラナカンビーズ刺繍クラスって?
私が参加したのは、日本人会で開講されている、田中先生の「プラナカンビーズ刺繍」クラスです。
毎月ではありませんが、開催される時をチェックして、予約します。
PBS(Peranakan Beaded Shoes)ATELIERの田中先生は、100年以上前から伝わるプラナカンビーズ刺繍の技法をわかりやすく伝えてくださり、希少なヨーロッパ産ワンカットビーズを使った作品はどれも素晴らしいものばかり!現在は生産されていないビーズもたくさんあるんです。
授業では、プラナカンの歴史やビーズについて、技法も細かく学べます。
2回で完結するレッスンが多いですが、そこで完成しなくてもメールなどでサポートしてもらえるので、
完成までは自分のペースで進められるのも大きな魅力です。
初心者でも大丈夫?
ほとんどが初心者からのスタートです。丁寧に指導していただけるので刺繍未経験でも大丈夫!
慣れてしまえば工程は難しくはないですよ。時間はかかりますが。
クラスの雰囲気
クラスは少人数制で、静かで落ち着いた雰囲気です。
それぞれが無心になって針を動かす静かな時間は、非常に心地いいものです。
完成したときの達成感と、作品が形なった時の達成感は、何物にも代えがたい喜びになるはず。
日曜日開催!
日曜開催なので子どもが小さい時でも夫に預けて参加できたので本当にありがたかったです。
ちょんぷーのプラナカンビーズ刺繍作品たち

クバヤの刺繍
こちらはカット面にこだわり、キラキラさせる工夫をしました。
プラナカンミニシューズ
これがいちばんのお気に入り作品!刺繍は大変だったのですが、完成したら可愛すぎていつまでもみていられるような作品です。
刺繍が完成したら、職人さんのところに持って行って、靴に仕立ててもらいます。(別料金)
自分でも履けるくらいのサイズのものを作る方もいますが、時間がとてつもなくかかるので私は断念。
いつか作ってみたいのですが。
もう一足ミニシューズを作ってから帰国するのもいいなあなんて思ったりします。(大変なんですけど!)
針山
こちら3週間ほどで完成しましたが、とっても気に入っています。
クロスステッチのような感じで仕上げます。プラナカンビーズ用の針山があるだけで気分が違うので制作することをお勧めします。
ハサミケース
バティック柄のハサミケースはキットとして購入していたのですが、1年くらい寝かせて日本人会での講座が始まったときに成形レッスンまでに間に合わせよう!と最近完成した作品。
形になってホッとしました。そして刺繍のグッズがプラナカンビーズで揃えられたことに感動。
テンションが上がりますね。一生物になりそうです。
プラナカンタイル(製作中)
こちらは 約12.2cm (横)x 10.8cm(縦)に刺繍をしていく大作です。
使うビーズは計算したところによると7,744個。大変だけどとっても楽しいです。
もう一つ新しいのに取り掛かろうとしています。
プラナカンビーズ刺繍を続けてみて感じたこと
作品を作っていくうちに感じたのは、作品を完成させることではなく、過程を楽しむものだということです。
「速さ」ではなく「丁寧さ」を大切にしながら、せわしなく過ぎていく日常の中で得られる充実感。
今では、次にどんな色で、どんな作品に挑戦しようか考えるのが、楽しみの一つになっています。
常にビーズに囲まれていたい!!
まとめ:シンガポールで特別な体験を
プラナカンビーズ刺繍は、単なる手芸ではなく、シンガポールでしか出会えない特別な文化体験!
日本人会の田中先生のクラスでは、緻密な技術だけでなく、その背景にあるプラナカン文化の奥深さまで感じられます。
忙しい毎日に、「自分と向き合う」静かな時間が加わるのもとても贅沢ですよね。
シンガポールで新しい習い事、一生ものの趣味を探している方に、心からおすすめしたい体験です!

